塾に通い始めるきっかけは、受験対策・定期テスト対策・日々の勉強習慣など多岐にわたりますが、どんな理由であっても「自分に合った塾」を選ぶことは大切です。
その後の進路や将来の夢にも大きく関わってくるため、みんながどんな点を大切にして塾選びしたのか気になりますよね。
そこで塾ナラでは、「塾に通う(通っていた)お子さまがいる保護者」と「塾に通っている(通っていた)生徒」400人を対象に、塾選びに関するアンケート調査を実施しました!
その結果をもとに、塾選びで大切にするポイントや通ってからの変化などを紹介いたします。
アンケート調査の概要
今回のアンケートは、インターネット上で「塾に通う(通っていた)お子さまがいる保護者」と「塾に通っている(通っていた)生徒」400人を対象に、「塾選び・満足度などに関するアンケート調査」を行いました。
なお、塾に通っていた時期については「小学生時代~高校・既卒生時代」「すでに大人の方が昔通っていた時の事」も調査対象に含まれています。
| 調査概要 | 塾選び・満足度などに関するアンケート調査 |
|---|---|
| 調査方法 | インターネットでのアンケート調査 |
| 調査対象 | 塾に通っている(通っていた)お子さまがいる保護者 塾に通っている(通っていた)生徒 |
| 調査人数 | 400人(保護者200人/生徒200人) |
| 共通項目 | ・塾選びにおいて、重視したポイントは何ですか ・通っている(通っていた)塾に総合的に満足していますか ・塾選びにどのくらいの時間をかけましたか ・塾選びで最も苦労したことは何ですか ・塾を決めたのはどちらですか ・塾の情報はどのように得ましたか ・塾の情報収集に使ったSNSがあれば教えてください |
|---|---|
| 保護者向け質問 | ・1ヶ月あたりの平均費用(月謝)はいくらですか ・塾の費用は、家計にとってどの程度負担になっていますか ・塾に通い始めてから、お子さまに変化はありましたか ・塾に満足している方は、どんなところをいいと感じていますか ・塾への不満があるとすれば、どのような点ですか |
| 生徒向け質問 | ・先生との相性は、塾に通い続ける上でどのくらい重要ですか ・志望校選びで、塾の先生に相談することはありますか・塾で、友達と一緒に勉強することはありますか ・塾の授業以外で、自習室や休憩スペースを利用することはありますか ・将来の夢や、なりたい職業はありますか ・塾は、将来の夢や進路を決める上で役に立ちましたか |
塾選びに関するアンケート

まずは、塾を選ぶ際の内容に絞ったアンケート結果を紹介します。
保護者・生徒のどちらにも回答いただいた質問もあり、それぞれが重要視しているポイントの違いなども比べることができました!
質問内容
- 塾を選ぶときに重視したポイントは?
- 塾にかかる月謝はどのくらい?
- 塾の費用は家計の負担になっている?
- 塾を決めるまでにどれくらいの時間がかかった?
- 塾を決めたのは保護者?子ども?
- 塾選びで苦労したこと
- 今の塾には満足している?
塾を選ぶときに重視したポイントは?

まず、アンケート結果から見えてきた、「塾選びにおいて、何を重視したか」という、誰もが一番気になる質問への回答をご紹介します。
保護者、生徒の両方で最も重視されているのは、「自宅からの距離」でした。保護者から136票、生徒から127票と、ダントツのトップです!
毎日通う場所だからこそ、通塾の負担が少ないことが、ご家庭にとってもお子さんにとっても、何よりも優先度の高いポイントになっていることがわかりました。
ちなみに、保護者の方の回答で「自宅からの距離」に次いで多く選ばれたのは、「料金」(114票)と「講師の質」(97票)でした。
一方、生徒さんの回答で注目したいのは「友達が通っている」という項目です。生徒さんが52票と、保護者の方(26票)の約2倍の票を集めました。
塾にかかる月謝はどのくらい?

この質問で最も多く票を集めたのは、「1万円〜3万円」という価格帯でした。111票と、回答した保護者の方の半数以上(55.5%)が、この範囲で月謝を支払っていることがわかります。
次いで「3万円〜5万円」が44票を集め、全体の約2割を占めました。
一方、「1万円未満」という低価格帯も30票を集めましたが、「5万円〜8万円」は11票、「8万円以上」は4票と、高額な月謝を支払っている家庭は比較的少数であることが判明しました。
塾の費用は家計の負担になっている?

この質問で最も多く票を集めたのは「少し負担」でした。120票と、回答した保護者の方のちょうど6割を占める結果となっています。
保護者の多くが「料金」を重視していたことが反映され、多くのご家庭が、無理のない範囲ではあるものの、やはり塾費用を捻出するために努力していることがうかがえます。
一方で、「かなり負担」(53票)、「圧迫している」(10票)と、重い負担を感じている層も合わせると63票あり、全体の約3割を占めました。家計に占める教育費の割合は大きく、塾に通わせることに強い責任感を持って家計をやりくりしている様子が伝わってきます。
塾を決めるまでにどれくらいの時間がかかった?

次に、「塾選びにどのくらいの時間をかけましたか」という質問に対する回答を見ていきましょう。
グラフ全体を見ると、最も多くの票を集めたのは「1ヶ月未満」でした。保護者122票、生徒100票と、多くの方が1ヶ月程度の期間で塾を決定していることがわかります。
保護者の方の回答は、この「1ヶ月未満」(122票)に回答が集中した一方、生徒さんの回答で注目したいのは「1週間未満」で決めたという層です。生徒さんが51票と、保護者(28票)の約2倍近くの票を集めました。
塾を決めたのは保護者?子ども?

塾選びの最後の決め手は、親と子のどちらにあるのでしょうか。続いて、「塾を決めたのはどちらですか」という質問の結果を見ていきましょう。
この質問に対しては、保護者・生徒、それぞれの回答で、最も多く票を集めたのは「保護者」が塾を決めたという項目でした。保護者側の回答では「保護者」が123票、「お子さま」が77票となり、約6割の保護者が、最終的に親が決定権を持ったと答えています。
一方で、生徒側の回答を見ても、多数は「保護者」(115票)が決めましたが、「お子さま」自身が決めたというケースも85票と、全体の4割強を占め、一定数を確保しています。
塾選びで苦労したこと

塾選びの際、皆さんが最も頭を悩ませたのはどのような点でしょうか。続いて、「塾選びで最も苦労したことは何ですか」という質問に対する回答を見ていきましょう。
保護者・生徒双方の回答で、圧倒的な1位となったのは「合う塾が分からない」でした。保護者から127票、生徒から122票と、実に回答者の半数以上が、この悩みを抱えていたことがわかります。
次点では、「情報が多すぎる」(保護者34票、生徒37票)、「料金体系がわかりにくい」(保護者34票、生徒30票)がほぼ同数で続きました。これらの情報や費用に関する問題もまた、「合う塾探し」を難しくしている要因の一つになっていると考えられます。
今の塾には満足している?

続いて、「通っている(通っていた)塾に総合的に満足していますか」という質問の結果を見ていきましょう。
結果を見ると、「大変満足」と「満足」を合わせた満足層は、保護者で156票(78%)、生徒で138票(69%)となり、どちらの層も過半数が満足していることがわかりました。
塾情報の集め方に関するアンケート

続いては、塾の情報収集に関するアンケートです。
最近はSNSで公式・非公式問わず様々な情報が発信されていますが、いったいどのように情報収集をしているのでしょうか。
質問内容
- 塾を選ぶときの情報はどこで集めた?
- 塾の情報収集にSNSは使う?
- SNSやインターネット利用者の傾向
塾を選ぶときの情報はどこで集めた?

塾選びに苦労する中で、皆さんはどのような方法で情報を集めているのでしょうか。「塾の情報はどのように得ましたか」という質問の結果を見ていきましょう。
この質問に対する回答で、保護者・生徒双方から圧倒的な票数を集めたのは「友人や教師のすすめ」でした。保護者から120票、生徒から121票と、どちらも約6割の方が信頼できる人からの情報を重視していることがわかります。
次点では、「看板やチラシを見て」(保護者37票、生徒43票)が続き、デジタル時代においても、アナログな広告も依然として重要な情報源であることが判明しました。
一方で、「塾の比較サイトを見て」(16票ずつ)や「ChatGPTなどのAI」(保護者3票、生徒0票)といったオンラインの情報源の利用は比較的低いという結果になりました。
塾の情報収集にSNSは使う?

塾の情報を得る手段として、SNSの利用状況はどうでしょうか。続いて、「塾の情報収集に使ったSNSがあれば教えてください」という質問の結果を見ていきましょう。
この質問では、保護者・生徒ともに「SNSは使わない」という回答が圧倒的多数を占めました。保護者は159票、生徒は179票と、大半の方が塾選びにおいてはSNSを情報源として活用していないことが分かります。
多くの方が「友人や教師のすすめ」といった信頼できる人からの情報を重視していたように、塾というデリケートな情報については、SNSよりも口コミやアナログな情報源を優先する傾向が強いようです。
SNSやインターネット利用者の傾向
この質問では、保護者・生徒ともに「SNSは使わない」という回答が圧倒的多数を占めましたが、SNSを情報収集に活用した層について行った自由回答アンケートからは、特定の目的を持った情報源が利用されていることがわかりました。
| Instagram X(旧Twitter) | ・Instagramで「#中学受験」「#塾選び」といったハッシュタグ検索 ・Xで地域名と塾名を組み合わせて地域に特化した情報チェック |
|---|---|
| 公式アカウント 教育系インフルエンサー | ・個々の塾の公式アカウント ・受験に特化した予備校、または教育系インフルエンサーの解説動画で講師の雰囲気や指導スタイルをチェック |
| ブログサイト | 実際に通塾している方(その保護者)のブログ |
これらのことから、SNSを利用する層も、単なる雑談ではなく、「講師の雰囲気」「具体的な受験情報」「実際の体験談」といった、目的を絞った情報収集を行っていることが分かります。
保護者に聞いた!塾の良かったところ

続いてのアンケートは、保護者目線の塾のいいところや不満点等に関するアンケートです。
通っているのは子どもとは言え、多くの家庭で月謝は保護者が支払っていますから、保護者の満足度も非常に重要です。
質問内容
- 塾の良かったところは?
- 塾の不満点は?
- 子供に変化はあった?
塾の良かったところは?

「塾に満足している方は、どんなところをいいと感じていますか」という質問で最も多かったのは、「子どもの学力が上がっている」(103票)でした。僅差で「距離が近い」(100票)が続き、3位は「講師の質がいい」(73票)という結果になりました。
やはり、塾に通わせる一番の目的である「学力向上」という成果が、最終的な満足度に直結していることが分かります。
一方、「料金が安い」(27票)は下位にとどまりました。選ぶ際には料金を重視しつつも、「結果」や「質」といった、教育内容への対価として納得感が得られていることが、満足の鍵となっていることがうかがえます。
塾の不満点は?

続いて、塾に不満があるとしたらどのような点か、保護者の方に尋ねました。
最も多く票を集めたのは、やはり「料金が高い」(68票)でした。学力向上などの結果に満足していても、家計への負担は最大の悩みであることがわかります。
次いで多かったのは、「不満は特にない」(53票)という回答で、全体的な満足度は高いことがわかります。しかし、具体的な不満点としては、「講師の質にばらつきがある」(37票)、「送迎が大変」(24票)が続きました。
塾選びの最初で重視されていた「講師の質」や「自宅からの距離」といった項目が、そのまま不満点にも直結していることがうかがえます。
子供に変化はあった?

合わせて、「塾に通い始めてから、お子さまに変化はありましたか」という質問の結果を保護者の方に尋ねました。
最も多く票を集めたのは、「勉強する習慣がついた」(114票)でした。僅差で「成績が上がった」(93票)が続き、多くの保護者の方が、塾に通うことによって生活習慣や学習姿勢の改善という、成績向上にも繋がる大きなメリットを感じていることがわかります。
また、3番目に多かったのが「自信がついた」(69票)です。これは、成績が上がったことや、習慣が身についたことによって、お子さまが精神的な成長を遂げていることの表れだと言えるでしょう。
生徒に聞いた!塾の満足度に関するアンケート

続いては、生徒に対して、塾の満足度を様々な観点から聞いてみました。
特に塾に通ってからの変化は、「自分も塾に通おうかな」と考えている方にとって有意義な情報となるでしょう。
質問内容
- 塾に通い始めた理由
- 塾の良かったところ
- 塾に通って変わったところはある?
- 塾に通って好きになった教科はある?
- 自習室を使うことはある?
塾に通い始めた理由
- 志望校合格のため、高校や中学の受験対策、入試対策。
- テストの点数を上げたい、苦手科目を克服したい。
- 家では勉強しない、自主的な学習を身につけたい。
- 友人が通っていた、周りが通い始めたから、交友関係を広げたい。
- 学校の授業についていけない、先取り学習がしたい。
- 親に言われたから、過去に良い経験があったから、自習環境が欲しい。
塾に通っていた生徒に、自由回答で「塾に通い始めた理由」を聞いたところ、その動機は多岐にわたりますが、最も多く見られたのは「志望校合格」と「定期テストの点数アップ」でした。
一方で、「家では勉強しないから習慣をつけたい」という環境への期待や、「友人が通っていたから」といった人間関係を理由に挙げる声も目立ちました。
基本的には明確な目標があって通い始める傾向にあることが分かりますが、友人や親の影響によるものも決して少なくなく、入塾の理由は多岐にわたることが分かります。
塾の良かったところ
| 先生の質と個別サポート | ・教え方が分かりやすく面白い(記憶に残りやすい、個性に合わせた指導)。 ・親身な指導と相談対応(分からない点を解決するまで付き合う、フランクで質問しやすい雰囲気、メンタル面でのサポート)。 |
|---|---|
| 自習環境の充実 | ・自習室が使いやすい、綺麗(いつでも利用可能、集中できる環境)。 ・先生やチューターが常駐しており、すぐに質問できる体制。 |
| 人間関係とモチベーション | ・同じ目標を持つ友人ができ、切磋琢磨できる環境があった。 ・楽しい雰囲気(雑談、イベント、ご褒美など)で飽きずに通えた。 |
塾に通って良かった点として、「先生の教え方が分かりやすく、熱心に個別にサポートしてくれたこと」が最も多く挙げられました。
また、「自習室が使いやすい」といった物理的な環境の良さも満足度に大きく貢献しています。
生徒にとっては、「同じ目標を持つ友人と切磋琢磨できる環境」がモチベーション維持に不可欠であり、結果として「勉強が楽しくなった」「成績が上がった」という変化に繋がっていることがうかがえます。
塾に通って変わったところはある?
- 勉強習慣が身についた。
- 効率的な学習方法が分かった。
- 勉強が「楽しい」と感じられるようになった。
- 苦手意識が減り、意欲的になった。
- 分からない問題を諦めずに挑戦できるようになった。
自由記述式の質問で行った「塾に通い始めてから、自分の勉強方法や考え方に変化はありましたか?」という質問に対し、生徒さんからは非常に多くの前向きな変化が見られました。
特に大きな変化としては、上記の点が挙げられました。
また、同じ塾に通う友達から良い刺激を受け、「高いレベルを目指す焦り」や「一緒に頑張ろうという気持ち」が生まれたという声も多く、こちらも大きな変化の一つといえますね。
塾に通って好きになった教科はある?
| 教科名 | 回答数(複数回答含む) | 割合 |
|---|---|---|
| 数学・算数 | 78 | 約39.2% |
| 英語 | 44 | 約22.1% |
| 国語 | 23 | 約11.6% |
| 理科・化学・物理・生物 | 13 | 約6.5% |
| 社会・歴史・地理 | 10 | 約5.0% |
| 古典・漢文 | 3 | 約1.5% |
| その他 / 全教科 / 特に無し | 28 | - |
続いて、「塾のおかげで、好きになった教科や得意になった教科があれば教えてください」という質問に対する回答を統計とともに見ていきましょう。
最も多く票を集めたのは、数学・算数(78票、約39.2%)で、全体の約4割を占めました。次いで英語(44票、約22.1%)、国語(23票、約11.6%)が続き、思考力や論理性が求められる主要科目が上位を占める結果となりました。
特に数学では、「苦手で赤点ばかりだったが、得意科目になった」「解き方の仕組みが理解できた」といった、苦手克服と成功体験に関する声が多く見られました。
自習室を使うことはある?

生徒さんは、塾を授業以外の時間にも活用しているのでしょうか。続いて、「塾の授業以外で、自習室や休憩スペースを利用することはありますか」という質問に対する生徒さんの回答を見ていきましょう。
この質問では、「よく利用する」(70票)と「たまに利用する」(69票)がほぼ同数で最多となりました。これらを合わせると全体の約7割の生徒さんが、塾を授業以外の時間にも積極的に活用していることがわかります。
塾での人間関係に関するアンケート

塾は基本的に勉強をしに行くところですが、先生や友達、あまりよく知らない人まで、様々な方が通っており、その中で人間関係は無視できません。
続いては、塾における人間関係についてアンケートを取りました。
質問内容
- 先生との相性は大切?
- 塾で志望校選びの相談はする?
- 塾で友達と勉強することはある?
先生との相性は大切?

「先生との相性は、塾に通い続ける上でどのくらい重要ですか」という質問の結果は、「とても重要」が133票、「重要」が57票となり、両方を合わせると全体の95%の生徒が、先生との相性を塾に通い続ける上で重要だと考えていることが分かりました。
この結果から、生徒さんにとって塾は単に知識を学ぶ場所ではなく、先生との信頼関係があってこそ成り立つ場所だということがわかります。
塾で志望校選びの相談はする?

「志望校選びで、塾の先生に相談することはありますか」という質問に対する生徒さんの回答は、「よくある」が79票、「たまにある」が68票となり、両方を合わせると全体の7割以上(73.5%)の生徒が、志望校選びについて塾の先生に相談していることがわかりました。
ちなみに、塾の先生とどんな話をすることが多いかも聞いてみたところ、最も多かったのは「勉強の質問と進路相談」や「志望校の相談」でした。
しかし、アニメやゲームなど「趣味の話」や「学校での友人関係や部活動、先生の愚痴」、「恋愛相談」なども回答に上がっており、信頼できる先生とはプライベートな話で盛り上がることもあるようです。
塾で友達と勉強することはある?

続いて、「塾で、友達と一緒に勉強することはありますか」という質問に対する生徒さんの回答を見ていきましょう。
最も多く票を集めたのは「たまにある」(69票)でした。「よくある」(47票)と合わせると、全体の約6割(58%)の生徒が、塾で友達と一緒に学習する時間を持っていることがわかります。
生徒にとって塾は、勉強仲間と交流できる貴重な場となっているようです。時には励まし合い、時には教え合う共同学習が、モチベーションの維持や学習内容の定着に繋がっていると言えるでしょう。
一方で、「ほとんどない」(49票)、「全くない」(35票)と回答した生徒も約4割おり、一定数の生徒は授業以外の時間を自習室などで一人集中して学習に取り組んでいることがうかがえます。
将来の夢と塾に関するアンケート

塾は受験やテスト対策のために通うことが多いことがアンケートで分かりましたが、もっと先を見ると、「何になりたいか」につながってきます。
最後に、生徒に対して将来の夢に関するアンケートを取りました。
質問内容
- 将来の夢やなりたい職業はある?
- 塾は将来の夢の実現に役立った?
将来の夢やなりたい職業はある?

生徒さんは、将来の夢やなりたい職業についてどの程度考えているのでしょうか。
「将来の夢や、なりたい職業はありますか」という質問に対する生徒さんの回答で最も多かったのは「なんとなくある」で66票でした。「具体的にある」(38票)や「もう叶っている」(50票)を合わせると、全体の約8割近く(77%)の生徒が、何らかの形で将来の目標を意識していることがわかります。
塾は将来の夢の実現に役立った?

塾が、生徒の学習面だけでなく、進路決定という大きな決断にどの程度貢献しているのでしょうか。
最後の質問として、「塾は、将来の夢や進路を決める上で役に立ちましたか」という質問に対する生徒さんの回答を見ていきましょう。
結果は、「少し役に立った」(90票)、「とても役に立った」(70票)を合わせ、全体の8割(160票)の生徒が、塾が将来の夢や進路を決める上で役に立ったと回答しました。「あまり役に立たなかった」(34票)、「全く役に立たなかった」(6票)は少数にとどまっています。
保護者と生徒400人にアンケート!|まとめ
今回のアンケートを通じて、保護者と生徒が重視する塾選びのポイントの違いや、通塾によって得られる具体的なメリットが明らかになりました。
塾選びの初期段階では「自宅からの距離」や「料金」が最重要視されていましたが、通塾後に高い満足度を得るためには、「学力向上」という結果と、「講師との相性」や「自習環境」といった継続を支える要素が不可欠であることが判明しました。
また、塾は単に成績を上げるだけでなく、「勉強習慣」や「自信」を身につけさせ、さらには「進路決定への重要なサポート役」としても機能しています。
自分に合った塾を見つけることは、お子さまの将来の夢や目標を明確にするための大切な第一歩です。今回の調査結果を参考に、ぜひ最高の塾選びを実現してください。


